竹ノ輪浴衣2019
型起こし、型彫り、染め。
専門の職人がすべての工程に関わる『注染』(ちゅうせん)は、染工所の減少によりいまや貴重な伝統手法です。裏まで美しく染め抜かれた注染の布は、質感も味わいもプリントとは全く違うもの。この注染の布の美しさを実際に手にすることで味わってほしい、好きになってほしい、そして注染を残したい!
そんな想いから、今回クラウドファンディングKibidango(きびだんご)さんにご協力いただいて、注染ゆかたのプロジェクトを立ち上げました。
その想いに共感してくださった方々から一般募集したオリジナルデザインの柄は全部で6種類。デザイン毎にプロジェクトが成立すると、支援者には注染で染め上げられた着尺反物1 反(浴衣1 着分)が届きます。
自分で注染ゆかたの柄をデザインすること、自分が着たい注染ゆかたの柄を決めること、そうして染め上がった反物は、世界に数えるほどしか存在しないもの。そんなことを一緒になって丸っと楽しんでくださる方のご参加を、心よりお待ちしております!
「注染」とは明治時代に産声をあげました、日本独自の型染め技法です。
型紙で生地に糊を付けて柄模様に沿った防染部分を作り、染料を薬缶(やかん)で注いで様々な柄模様を染め上げます。その様子から「注染」と呼ばれるようになりました。
当時は初めて大量生産が可能になった染色技法として画期的でしたが、現在では、一般的に流通しているプリント染色の機械的な大量生産とは違った手仕事の妙が残る味わい深い染色技法として愛好されています。
(丸久商店公式サイトより)
特典は、「おとな1 人分の浴衣を1 枚作れるのに必要な巾と長さのある着尺反物(反物巾 約40cm)」です。
型紙は「手彫り」、染めは「手染め」、仕立ては「手縫い」です。
製造工程のほとんどが「手仕事」のため、想定よりも生産数が増えると特典発送が予定よりも遅くなる場合があります。
ご了承ください。
このプロジェクトは、「1人でも多くの方に、手間を掛けたモノづくりの良さを肌で感じていただくことで、伝統的な染色技法である「注染(ちゅうせん)」や日本在来の衣服のひとつである「浴衣」が、これからも継承される一助となること」を目的としています。
プロジェクトが実現した際には、自分がデザインした「注染ゆかた」が街を行き交う喜びや、
自分が支援して作られた「注染ゆかた」に袖を通した際に感じる肌触りや
着心地の良さなどを「実感」していただけるはずです。
このプロジェクトによって、「注染ゆかた」を楽しむ人が増え、「注染」や「浴衣」の
継承に少しでも役立てればと考えています。